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今更だがIKZOが何故「スンクロ率441.93%」になりやすいのかを音楽的に解説する

すごく今更ですが、吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」があらゆる楽曲とマッチしやすい理由を音楽的な理屈をつけて解説します。
以前バンタンゲームアカデミーでメロディに関する授業を行った際に、ふと頭をよぎったのがこの曲でした。この曲のメロディが持っている「機能」などについて、音楽理論がよく分からない人にもなるべく分かるように3つのポイントに絞って書いていこうと思います。

①前半はラップであるということ
これは言うまでもありませんが、前半の「テレビも無ェ、ラジオも……」の部分は、現代的な解釈をするならば完全に「ラップ」です。
ラップであるということは、言葉のリズムだけが存在し旋律(メロディ)が存在しないことになるので、どんな楽曲にも違和感無く合わせられることになります(当然、テンポを合わせるといった処理は必要です)。
「メロディが無ければどんな曲にも乗る」、当たり前のことのようですが、これはものすごく重要なことです。
また、「テレビも無ェ~バスは一日一度来る」の部分は小節数が綺麗に4、8、16と区切られているため、非常に尺を合わせやすいという点も見逃せません。


②合いの手の存在
IKZO MADで効果音的に使われるのが「ア、ソレ」「ア、ヨイショ」という合いの手の存在です。
さて、この合いの手ですが、3拍目裏に「ア」が入り、4拍目に「ソレ」「ヨイショ」が入っています。
これを楽譜で書き起こすと以下のようになります(音程をソで示していますが、この合いの手も実際には旋律はありません)。
あそれ
ここで注目したいのが小節の4拍目に「ソレ」「ヨイショ」の部分が来ているということです。
実は、多くの楽曲では4拍目に休符が置かれていることが多いです。何故かというと、次の小節の直前(小節の最後)に息を吸うための区切りの時間が置かれやすいためです。
正確に統計を取って調べたことはありませんが、1拍目、2拍目、3拍目、4拍目の休符の置かれやすさを調べてみると、4拍目が圧倒的に多くなると思います。

つまり、「ア、ソレ」「ア、ヨイショ」という合いの手は合わせている曲のメロディの隙間に入りやすく、お互いが邪魔をせずに成立しやすいということです。
この考え方は、合いの手だけではなく、楽器にも応用できます。
例えば、演歌の人気曲である石川さゆりさんの「天城越え」では、唄の隙間に注目すると鼓や三味線、ギターといったあらゆる楽器が「合いの手」的に働いていることが分かります。もちろん、これらの「楽器による合いの手」もほとんどが小節の4拍目です。
興味のある方は「唄の隙間」に注目しながら聴いてみてください。


③サビはペンタトニックスケールであること
さて、前半の旋律を持たないラップ部分が他の曲と合わせやすいのは理解がしやすいと思いますが、旋律が存在する「俺らこんな村いやだ~」の部分が多くの曲とシンクロしやすいのはどうしてでしょうか。
その答えに関しては、もちろんこの楽曲の持つ旋律にあります。まず、この曲のサビで使われている全ての音階を見てみましょう。以下のようになります。
fpenta.jpg
ここで気付く人はいると思いますが、何やら音階の数が少ない気がします。
通常、楽曲の中で使われる音階の種類は7音であることが多いです。代表的な例で言うと、白い鍵盤のみを使用する「ドレミファソラシ」の7音を使う楽曲(ハ長調といいます)でしょう。
それに対して、この曲のサビは5音のみで構成されています。このように、音階が5音で構成されているものを、「ペンタトニックスケール」と呼びます。

さて、通常は7音で構成される音階を5つに減らすメリットは何でしょうか?
極端な例として、1音しか使用しない曲をイメージしてみてください。例えば「ド」しか使わない楽曲をイメージしてみましょう。
メロディに「ド」しか出てこないので、「ド」を使っている楽曲には合わせやすい、ということは容易にイメージできるでしょう。
では、次は1音増やして「ド」と「ミ」の2音だけを使う曲を考えてみましょう。
今度は「ド」「ミ」の両方を含んでいる楽曲に合わせやすいことになります。当然、先ほどの「ド」だけを使う曲よりも合わせられる曲の数は減ります。
つまり、使う音階の数が増えると、合わせられる曲の数は減ってしまうのです。当然、5音使う曲よりも、7音使う曲の方が合わせられる曲の数は減ってしまうことになります。

つまり、前半はラップ、サビはペンタトニックスケールを使用している「俺ら東京さ行ぐだ」は、合わせやすい曲の候補が必然的に多くなってくるということになるのです。

ちなみに、「俺ら東京さ行ぐだ」の「ファ・ラ♭・シ♭・ド・ミ♭」という音階は、「変イ長調」「ヘ短調」「変ホ長調」「ハ短調」「変ニ長調」「変ロ短調」という調(どの音階を使うかというルール、ペンタトニックスケールも「調」の1種)を持つ楽曲で成立しやすいです。IKZO MADを制作する際は参考にしてみてください。
ペンタトニックスケールは、他にも「不協和音(俗にいう意味としての)」を回避しやすいという性質もあり、調さえ合ってしまえば不協和な音程を回避してゴリ押ししやすくなっています。
この辺りの性質が気になる人は、作曲に関する本の「アベイラブル・ノート・スケール」の項目を参考にしてみてください。
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