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シャンデリエの話

先月公開した「シャンデリエ」について少し書いておこうと思います。


この曲は小川未明「赤い蝋燭と人魚」を基に制作されました。「赤い蝋燭と人魚」については青空文庫にて無料で誰でも読むことができます。誰でも15分ほどで読めるのでぜひ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/54372_46225.html

(以下物語のネタバレ含む)

まずこの作品を題材にした楽曲を制作するにあたり、この作品について深く読み解くことを始めました。
人魚という異形の存在、誰にも顧みられぬ人魚の憂い、そして悪人に惑わされ非情と化す人たち。
物語の最後で、人魚は母親に会えたのか?それともそこで死んでしまったのか?ということも考えました。私は(言い方が悪いですが)この時点で人魚が死んでしまっていたほうが物語としてよくまとまりがあるものだと思います。みなさまはどうでしょう。

母親は何を思って全てを無に帰させたのか?怒りかそれとも絶望か?といったところも制作者たちの間で議論になりましたね。
私は人間に裏切られた絶望のような感情が大きかったと思っています。信じていた人間たちに対する諦めもあったでしょう。母親にとっては娘が売られることが決まってしまった時点で、このお話はおしまいなんです。結局のところ、海も人間界も暗く沈んでいる。本当の仕合せというのはどこに存在するのでしょう。


以下、歌詞をもういちど




誰も知らない、昔の話。
そっと火影は語り出す。
冷たい波音、響く丘で、
その娘は生まれた。

細い指で描く何時か見た景色を、
人の云う仕合せに灯して、
信じていたかった。

赤い蝋燭、静かに燃える。
この胸で揺れる光。
それは誰かが夢見た、
ただの脆い幻。

時は流れて運命は揺れる。
ここに忍び寄る暗い影。
優しい人たちは心を失くし、
囚われゆくこの腕。

泡沫の想いが、最後の筆を執る。
愛されたその色は、
哀しく、儚く映るだけ。

赤い蝋燭、静かに燃える。
この闇を秘める光。
それは絶えゆく祈り。
声が波に消えた。

この傷みは、やがて全てを飲み込むだろう。
町を、海を、そして追憶を、
ひとつ残らず消し去るように。

赤い蝋燭、静かに燃える。
この夢を終える光。
やがて、全てが消える。
海の音が響いて、光が天へと昇る、
ただの脆い幻。

誰も知らない、昔の話。
そっと火影は語り出す。
冷たい波音、響く丘で、
終わったひとつの物語を。
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