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[C168] No title

いつも楽しく拝見しています

自分もreson5を使い始めたのですがなかなかresonとボカロという組み合わせをしている人を見ないのでこの記事を見つけてちょっとテンションが上がってしまいました

またresonネタがありましたらまた記事にしてもらえると嬉しいです

[C172] Re: No title

9月にバージョンアップするのでそのときにまたいろいろと紹介したいです。
パッチなども公開できると楽しそうですね。気が向いたらやります。
  • 2011-08-04 21:58
  • 虹原ぺぺろん
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DAW「Reason」「Record」について

かなりDTMユーザー向けでめちゃくちゃ長い内容です。DTMをやっていない人には後半が「?」な内容です。

今回は私の使っているDAW「Reason」「Record」について紹介したいと思います。
生放送などで「このDAWは何?」とよく聞かれるので簡単に解説します。

「Reason」「Record」はスウェーデンのpropellerhead社で開発されたソフトウェアです。2000年にReasonが登場し、大人気のソフトウェアになったと聞いています。
http://www.propellerheads.se/

正確に言うとReason自体はDAWではありません。あらゆるシンセやサンプラー、エフェクト等を組み合わせて音楽を作る、箱庭的な統合型ソフトシンセサイザーです。現在のバージョンは5です。私が初めて触ったReasonのバージョンは3でした。
Reasonをベースに、オーディオ編集機能の追加やミキサーの強化を行ったのがRecordです。Recordは昨年、2009年に発表、発売されました。現在のバージョンは1.5です。

ReasonとRecordを同じPCにインストールすると、2つのソフトがシームレスに統合され、ReasonとRecordの機能を同時に使用することができるようになります。
もちろん、私も両方持っている大のpropellerhead好きですので、同時に両方の機能を使用しています。
おそらく、この環境をメインに使っているボカロPは自分だけだと思います。一応Rewire接続を使いたいときに備えてAbleton Live等を所持していますが、90%近くがこのDAWを使用したものです。

このブログを見て、いまこの項目を読んでいる人は少なからず私の音楽に興味をお持ちくださった方だと思いますが、もし音楽をやるとしたらあまりこのソフトはオススメできません!
というのも、先ほども言ったように私自身このソフトの操作感が本当に好きで、手放すことのできない存在になっていますが、普段DAWを触っている人でさえ躊躇することがあるくらい特異なソフトなのです。

確かにプラグインが使えないなど拡張性に難ありの部分もありますが、安定性、軽さ、これ単体で音楽を作る箱庭感覚が本当に癖になるんです。
今後もReasonとRecordで音楽制作をしていこうと思っています。



patch01.jpg

さて、何やら縦に長い画像が表示されていますが、これは何かと言うと私が個人で製作した、ReasonとRecord専用のVOCALOID調整専用パッチの画像です。
かなり大袈裟に言うと、私の3年間のVOCALOID研究のノウハウがこのパッチに集まっています。
しかし、このパッチを使うとたちまち聴きやすい声になるのかと言われると、そうでもありません。使用ボカロや曲調に応じて設定していきます。この画像はパッチを読み込んだ直後の状態、いわばボカロ調整の準備段階なのです。

このソフトを持っていないと何とも言いがたく、こんなにいろいろやるのかよと賛否両論あると思いますが、今からこのパッチについて解説したいと思います。


まず①をご覧ください。読み込まれたボカロの音声信号は、まずこのデバイスに入力されます。
このデバイスはNeptuneといい、Record1.5で新規に追加されたピッチシフトデバイスです。
ピッチシフトといってもAutoTuneやMelodyneのような細かなエディットはできませんが、簡易的なコーラスパートを作ることもできます。
また、フォルマント(声のキャラクター)を調整する機能もついているので、曲と合わせてみて少し声が子供っぽすぎるかな?というときなどがあった場合の予備として用意しました。通常はバイパスしていることが多いです。このデバイスを通った後、音声信号は②のデバイスに流れます。

②はコンプレッサーです。3つ(黄色いもの2つと小さな灰色のもの)接続されていますが、主に上2つを使うことが多いです。
コンプレッサー2段がけはボカロには意外にもかなり有効で、1段目でかなりうっすらと、2段目をメインに、という設定をよく使います。3つ目のコンプレッサーはオート・メイクアップコンプレッサーで、歌声にパワーを入れたいときに使うことがあります。この後③に信号が流れます。

③はScream4といい、最近の私の研究によりこのパッチに追加されました。
本来はギターを歪ませるときなどに使うのですが、ボカロの声を太くするような使い方もできるのです。
一番左にあるDAMAGE CONTROLのつまみを上げると、簡単にパワーボイスに変化するのです!しかし、つまみを上げすぎると声が歪んでしまうので、通常は1/3程度の部分で止めていることがほとんどです。

③を通った信号は④のオーディオスプリッターに入力されます。
名前の通り、音声信号を分岐させることのできるスゴイヤツです。Reasonを長く使っていると音声信号を分岐させたいという要求が必ず生まれると思いますが、それを視覚的にできるのですからやはりReasonは素晴らしいですね!
ここでは音声信号を3つに分岐させます。一つは⑤へ、二つ目は⑦のミキサーのチャンネル2へ入力されます。
最後の一つは⑥に入力されます。なぜ分岐させるのかについては後ほど解説します。

⑤は調整講座でも見た人は多いと思いますがイコライザーです。ここでボカロの音声を大きくブラッシュアップしていきます。
Scream4やコンプなどを経て⑤まで設定された信号はかなり中域が膨らんでいますので、ここでは中音域を削る作業がメインになります。
イコライザーを通った後、⑦のミキサーのチャンネル1に入力されます。

⑥から下は全てディレイを設定する部分です。
ディレイ用のイコライザーを通り、その後に細かな調整ができるようフィルターを接続させています。
その後再び音声を2つに分岐させ、2つ用意されたディレイデバイスでピンポンディレイが起こるように設定されています。もちろんディレイタイムは調節可能です。2つのディレイは⑦のミキサーのチャンネル3、4に入ります。

さて、長い旅を経て⑦のミキサーに集まった音声ですが、ここで細かな味付けをされることになります。
Reasonの大きな特徴として、トラックの中にミキサーを入れることができるというのがあります。これにより、複数の音声を一つにまとめて操作することができるのです。
このミキサーでメインとなる音声はチャンネル1です。チャンネル2はイコライザーを通っていない、いわば「素に近い声」になっています。
まずはこの2つのチャンネルのバランスを取り、聴きやすい声を探ります。
素の声とエフェクトを通した声のバランスを取る、という作業はこのパッチでは非常に重要な操作になります。

その後、チャンネル1のAUXのつまみを設定し、ショートリバーブとコーラスを薄くかけます。この操作により、引き締まったいい声が出来上がります!
最後にディレイの音量、エフェクト量を調整して、このミキサーのメインアウトプットから⑧のデバイス群に入力されます。

⑧はこのパッチを作る上で最も苦労した部分で、これらは何かと言うとマルチバンドコンプレッサーになります。
Reasonのデバイスにはマルチバンドコンプレッサーはありませんが、音声信号の分岐を利用すれば作ることができます。
ここでは中音域の最終的な補正と出すぎた高音域のディエッシングを行います。
そして⑨のミキサーは音量調節のためのミキサーです。これで長い音声信号の旅が終わります。
もちろん、この後Reasonのメインのミキサーで最終的なリバーブなどを調節することになります。

さて、ここまで読んでいただければ分かると思いますが、かなりいろいろなことをやっています。
このパッチの強みであり最大の弱点はどの声もこのパッチの色に染めてしまうことです。
私もまだまだ研究中で、最終的にはボカロごとに一つ一つパッチの構成を変えるところまで行きたいと思っています。

このパッチの流れを図で示すと以下のようになります。
patch02.jpg

私は自分の要求を形にしたいと思い、このパッチを製作しました。先ほども言ったように、独自に製作したパッチですのでいろいろな意見があると思います。
ですが、このパッチによって調整された声に対して、聴きやすいという意見を頂くことも事実です。私自身このパッチに自信を持っていますし、今後もこのパッチは改良を重ねていくと思います。
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自分もreson5を使い始めたのですがなかなかresonとボカロという組み合わせをしている人を見ないのでこの記事を見つけてちょっとテンションが上がってしまいました

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[C172] Re: No title

9月にバージョンアップするのでそのときにまたいろいろと紹介したいです。
パッチなども公開できると楽しそうですね。気が向いたらやります。
  • 2011-08-04 21:58
  • 虹原ぺぺろん
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